熊本地震の震源場所を時間経過と共に比較

熊本で発生した大地震について震源域の広がり方をHi-net(高感度地震観測網)で観察してみました。

※○印の大きさはマグニチュード規模、赤色は震源の浅い地震を意味します。
※水色ラインは断層

4月14日マグニチュード6.5地震の直後

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(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

まずは一番最初に起きた地震。4月14日21時26分頃に発生したM6.5(前震)、その約1時間後(22時30分頃)の状況です。

赤い大きな○印が重なっている場所、ここが震源で余震と見られる地震が周囲で起こっているのがわかります。

4月15日夜

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(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

翌日15日の夜、21時15分頃(ほぼ24時間後)にスナップしました。まだM7.3の大地震(本震)が起こる前の震源エリアです。

活断層に沿って北側への余震拡大が確認できます。ただ南西方向へはまだ広がりを見せていません。

4月16日午前中

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(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

翌日16日の午前10時前後の震源エリアです。深夜1時25分頃、マグニチュード7.3の最大震度の地震が発生しました。

  • 北東方向・・・熊本県阿蘇市、大分県由布市、大分市、別府市にまで震源が斜め一直線に拡大。
  • 熊本県南西方向(活断層)でも地震が拡大しつつある

ことが確認できると思います。

4月16日夜

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(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

16日夜23時過ぎの状況。大幅な震源域の拡大は見られないものの、余震活動の活発な状態が続いているようです。また熊本地震(前震・本震)の震源から離れた場所でもポツポツと地震(赤丸)が確認できます。

あと熊本の南西部(海側)方向の断層、まだ完全にエネルギー開放されていないかもしれません。注意が必要だと思います。

九州全体で見てみると

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(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

直近24時間以内に発生した地震を九州全域マップで表示してみました。

今のところ別府湾~伊予灘~四国方向へ拡大する傾向は見られません。

※続報 熊本・大分地震の震源エリア17日~

過去30日(1ヶ月)間に起きた地震

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(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

最後に過去1ヶ月間で発生した地震。

大きな視点で見ると「以前から鹿児島沖で活発化してた地震」から一本の帯で繋がっているような気がします。

※参考 鹿児島沖(薩摩半島西方沖)の地震の特徴と原因